2023年 代表挨拶
「美」に対する意識
去年は「美」という字について考える機会がありました。
皆さんは、「美」という字を見て何を連想されますか?
美徳、美術、美化、美人、美容、美白、美味…といった言葉があります。
どの言葉もプラスのイメージを持つ言葉ばかりで、マイナスのイメージのある言葉を思い浮かべる人は先ずおられないでしょう。
「美」の語源には、「大」+「羊」=「美」の漢字が生まれ、「美しい」という意味を持つようになったとのことです。
何故そのような字になったかと言うと、ずっと昔、神に供え物を捧げる時には「大きな羊」は献物としての価値が高く、大きいものは「善」いものとされていました。 さらに神に供えられる羊は美しく完全であることを求められた。という理由があるようです。
私たちは、美しいものに惹きつけられ、魅力を感じることがあります。特に日本には風景や風情といった他の国にはない独特な感覚や味覚、表現等がが一つの文化として注目が世界からも注目されています。
日本にある文化財も和を織りなすものはどれも美しいものばかりです。春には花見、夏には花火や浴衣、秋には月見、冬には雪景色…と自然が魅せる美しさも楽しむことが出来ます。
他には、最近でも注目が集まっている美容や健康、トレーニングによりそれを増進させ、バランスの取れた栄養を摂ることを意識している人たちも多いことでしょう。
それを実践出来ていなくとも、それに関心を持っている人は非常に多く、皆さんもその一人ではないでしょうか?
また健康であることで、内面だけではなく外見も美しく、それを見る人たちを惹きつけることが可能になります。
しかし美しさを維持し、尚且つより良いものにすることは容易なものではありません。それは、常に楽をしたいという欲求や、後回しにしようという考えが生まれるからです。
私も時々、「ダイエットしないといけないけれど、これくらいは大丈夫だろう…」ということがあります(笑)
そういう時に限って何も出来ていないと、反省させられることがありました。
このような経験をされる方も少なくはないはずです。
どうしても結果がすぐに表れないと、スタート直後に諦めることがあるでしょう。
でも、この努力がもたらす報いはとても大きいものだと実感出来ます。
健康という内面を磨き、美しさという外見を同時に向上させることが出来るからです。
また美しさは、余裕を生み出します。
仮に、料理が不味くて砂や埃まみれの飲食店や、サービスが悪くて天井や壁が煙草臭や汚れたホテルがあったとして、皆さんはそこに入りたいと思いますか?そうは思わないでしょう。
しかし、綺麗でサービスの行き届いたものであれば人で賑わう場所になり、お客様にとってもお店側にとってもメリットが生まれます。
清潔で美しくあることが心を裕福にし、金銭的にも余裕が生まれると良く言われています。それは先ほど述べた飲食店やホテルの話に結び付くことでしょう。
去年は、このように外観や内面、何かを美しく保つことが、自身にも他人にも良いイメージや影響を与えることだということを視野を広く持って考える機会がありました。
そして、引き続き私自身が提供させて頂いているサービスがお客様にとってより良い利益を内外問わず生み出せるように努力して行きたいと思います。
少し長くなりましたが、最後に偉人が残した言葉を以って、挨拶とさせて頂きます。
人生で最高のもの、最も美しいものは目に見えず、触れることもできない。
それは、心で感じるものなのだ。
ヘレン・ケラー
The best and most beautiful things in life cannot be seen, not touched, but are felt in the heart.
Helen Keller